シナリオライターの担当者とは?

にいどめ

『担当者』と聞くと、小説家や漫画家とに関わり、原稿を取りに自宅へ行く“編集者的なもの”…というイメージがありませんか?

シナリオライターの担当者も同じような業務を行いますが、そこまで密な関係ではありません。

ではどのような人がどのように関わるのか、私が知る限りをご紹介します。




Q1.

担当者って何?

一人のシナリオライターに一人つく連絡係です。仕事の依頼を始め、全ての物事はこの人物を通して行います。

シナリオライターにとっては一人きりの担当者ですが、担当者は複数のシナリオライターを同時に管理。アプリを予定通り配信できるよう、様々な人のスケジュールを組んでいます。

しかし当然、仕事はそれだけではありません。
では具体的にどのようなものがあるのか、
シナリオライターの立場から把握できた業務内容を箇条書きにしてみました。

  1. プロット会議
  2. ストーリーのプロット作成
  3. シナリオの添削
  4. 担当シナリオライターからの質疑応答
  5. 担当シナリオライターの経理計上
  6. その他諸々

印象としては特に2番目、『ストーリーのプロット作成』に時間を割いているように感じます。
夜間に質問すると担当者は残業中だった…なんて状況にも多々遭遇しましたが、9割の方々は「プロット作りが難航してまして…」と仰っていました。

彼・彼女達にとって『担当者』というのは、あくまで業務の一つ。聞きたいことに対して返答が遅くても、イライラせずに広い心で待たねばと思いますよね。

Q2.

どんな人がつくの?

アプリに属している社員です。
あなたがAというアプリにいるなら、Aというアプリに所属している社員が担当者となります。

シナリオライター側から「こんな人にして」と選任することはありません。

一度ついたら、ずっと一緒の人?

いいえ。
主に社員の人事異動で担当者が変わります。
在籍半年~1年半程度で異動対象となるらしく、担当者もそれに伴い変動するのです。

私の場合、約3年間でなんと5名!
タイミングにもよるそうですが、とにかく変わるのが早くて、なんとなく落ち着きませんでした…。

そんな私がお世話になった5名は、こんな方々です。

組織内のマンネリ化を防ぐためとは言え、もう少し一人一人と長くお仕事したかったなと今でも思います。

Q3.

コミュニケーションは必要?

人付き合いが苦手な方や、私のような面倒くさがりにとって、どの程度コミュニケーションを取らなければならないのかは気になるところですよね。

そんな皆様、どうぞご心配なく。
依頼や経理関係等の業務外でコミュニケーションを取る機会はありません。
通常は対面する機会もありませんので、「うまく付き合えるかな…」などの悩みは一切不要です。

逆に、「コミュニケーション取りたい!」という方。
業務連絡のついでならば、全く問題ありません。

もちろん電話にしろメールにしろ、友達のように余計な話をダラダラ続けるのはNG

たとえば依頼メールに返信する時。

○○さま
お世話になっております。
最近すっかり暑くなりましたね!
私は暇あればアイスばかり食べてしまっているので、早くも夏の終わりを恐れています…。絶対太ってる…。
さて、ご連絡いただいた依頼の~

…と、どうでもいい小話を挟む程度ならOK。どうでもいい小話だけを送るのはNG。

加え、リアクションは期待しないこと
小話に反応してくれる担当者もいれば、完全にスルーする担当者もいます。忙しいせいかもしれませんし、そういう性格かもしれません。

顔が見えない分、相手に配慮した行動を。
…なんて難しい言い方をしていますが、ようは常識の範囲内であれば良いのです。
互いの足を引っ張らないよう、適度なコミュニケーションを築いてくださいね!

ちなみに企業側は……

もっとシナリオライターと仲良くなりましょう!

とお触れが出た時期もあるくらいなので、可能ならば親睦を深めたいと思っています。

「仕事から離れた場所でシナリオライターの声を聞こう!」という意味合いも含め、ご飯へ行く機会がありました。前の記事でも少し触れましたよね。

けれども、中には「そういうの苦手…」という人もいるかと思います。そんな場合は無理せずお断りしましょう。

きちんと気持ちを汲んでくれます。
変にごまかすより、「苦手で…」と素直に伝える方が後々息苦しくありませんよ。

「たくさん行きたい!」という方は、こちらから声を掛けるのも有りです。都合がつくなら、喜んで話を進めてくれるはずです。

Q4.

年中無休で応対してくれるの?

分からないことがあった時は担当者に連絡して確認。これはシナリオライターの基本の流れです。が、年中無休で返答があるわけではありません。

以下のような時は、担当者と音信不通になります。

  1. 早朝・深夜
  2. 土日祝
  3. お盆休み
  4. 正月休み
  5. 年に数回ある会社規定による休み

ようは勤務時間外です。
稀に土日祝や深夜でも連絡がつく場合はありましたが、

今日は偶然休日出勤してました!

今日は仕事が終わらなくて残業してます…

など、イレギュラーな場合のみ。

中には、「業務時間外でも聞けるように」と、個人アドレスで対応してくださる方もいました。疑問点があると書き進められないことはよくあるので、この対応はとても有難かったです。

しかし出来るだけ連絡は控えましょう。
執筆期間中のシナリオライターに『土日祝は絶対休日!』などの縛りはありませんが、担当者は別。会社規定に従う雇用者ですので、浮かんだ疑問は極力休み明けに聞いてあげてください。

さらに言うと、一度に1つの質問をするのではなく、可能な限りまとめて質問した方が作業もスムーズに進みます。

思いついたら即質問!ではなく、書き進められなくなったところで質問する。そうすると、「聞かなくても解決した!」なんてこともあるかもしれません。

担当者の善意に甘え過ぎず、共に思い合った関係を築くようにしてください。
きっとその行動は実を結び、アナタにとって良い風が吹きやすくなりますよ。

良い風って、どんな?

色々ありますが、なんと言っても一番は「お金の面」ですね。
昇給を判断するのは担当者ではありませんが、提案するのは担当者ですから…。

……ということで。
シナリオライターにおける担当者について、イメージは湧きましたか?

色々とお話ししてきましたが、執筆する上で担当者を詳しく知る必要はそこまで感じません。
それでも仕事をする上で知りたい。単純に興味がある!そんな人に向けてお届けした内容でした。

次回は『依頼について』。
今まで話してきた内容とは若干違う部分をご紹介したいと思います。




ご覧いただきありがとうございました!