シナリオライターになるため、乙女ゲーム会社へ就職しようとした私ですが、シナリオコンクールというものに出会いました。
もちろん応募!
しかしシナリオの“シ”の字も知らない人間が受賞することはなく、あえなく落選します。それでも私はコンクールを企画していた会社で、、晴れてシナリオライターとなりました。
今回は、その経緯をお話ししていきます。
落選したのに…
- Q1. どうやってシナリオライターに?
賞を逃して…
どうやってシナリオライターに?
シナリオコンクールへ応募後、約2ヵ月の審査期間を経て、受賞者発表となります。
落選者はまるで何事もなかったような日々に戻るわけですが、しばらくしてV社からメールが届きました。

弊社でシナリオライターとしてご執筆いただけないかと思いまして~
なんと!
いきなり願ったり叶ったりの連絡ではありませんか!
手を震わせながら本文に目を落とすと、何やら続きがあります。

つきましては、社内コンペにご参加いただけないかと…
…新たな壁の出現です。
ようは、社内コンペに参加・通過しなければシナリオライターにはなれないとのこと。
私は悩む間もなく即参加の意思を連絡しました。
そして社内コンペを無事通過し、シナリオライターの道を歩めるようになります。
しかしド素人がサクッと通過したので、

もしかして全員が通過してるんじゃないの~?
…と怪しむ心も密かにありました。
なれるならいいじゃん!と思いますが、一体どうなっているかは気になるところです。
実はこの話、呑み会の席で聞きました。
それも担当者にではなく、担当アプリの最高責任者に!ムハハハ!!

この人ヤバイ…失礼すぎる
と思いますよね。私も思います。
けれど答えられない話ではないだろうと判断し、踏みきりました。
気になる最高責任者のお応えは、「きちんと審査し、ふるいに掛けていますよ」。
…ですよね。
これすら怪しむと虚しくなるだけなので信じましょう!
実際に「この度はご縁がなく…」と連絡している方もいるそうなので、“社内コンペ=大体通る”ではなく、真剣に挑むべき壁であることに変わりはないようです。
ちなみに社内コンペの参加人数は6名~10名強が平均的とのこと。
そこから何名かが落ちる仕組みではなく、一定水準をクリアし、なおかつ「うちのアプリに来て欲しい」と手を挙げてもらえれば社内コンペ通過という流れだそうです。
では私がシナリオライターになるまでの経緯をおさらいします。

図だけを見ると、ものすごく短時間で進めたように見えますね。
しかし全ての経過時間を合計すると約半年になります。
応募作品の制作(約1ヵ月)+コンクールの審査(約2ヵ月)+落選後から社内コンペまで(約2ヵ月)+社内コンペの審査で(約2週間)……
あくまでも上記の時間は私の場合です。
特に、「応募作品の制作(約1ヵ月)」は私の制作期間であり、本来の募集開始日~締め切りまでは2ヵ月ほどあります。安心して取り組んでください。
…ということで、今回は1テーマのみでお送りしました。
次回はシナリオコンクールに焦点を当てた「具体例と書き進め方」を2部作でご紹介します。
興味がありましたらお付き合いください。
ご覧いただきありがとうございました!