シナリオコンクールの具体例と書き方①

にいどめ

私が恋愛シミュレーション(通称:乙女ゲーム)アプリのシナリオライターになれた入り口、シナリオコンクール

どんな風に公募され、どんな内容なのか。
どのようにして書き進めていけばいいのかを、一例としてご紹介します。

シナリオは…①




Q1.

どう公募されるの?

開催している企業のWebサイトで募集要項が掲載されます。

シナリオはコンクール応募用のテンプレートを使って書き、企業が指定する方法でアップロードすれば完了。
おそらくはWordで執筆することになるかと思います。

V社は新しいコンクールを公募するまで、過去のシナリオコンクールが掲載されているようですね。

実際に検索して確認すると……
どうやら2016年(第5回)まで毎年行っていましたが、2017年は開催していないようです。

レディー8

じゃあ2018年以降は毎年開催しないんだ…

…なんて印象づけるのは少し早いかもしれません。
事前告知(応募開始の数か月前に予告)などはないので、思い立った時にWebサイトを確認しておいても損はなし。

もしかすると普段と違うタイミングで公募を開始するかもしれませんし、新たな企画を考えているのかもしれませんよ。

「待てない!少しでも早く挑戦したい!」
という方は、ぜひ他企業のコンクールも検索してみてください。
条件が合うなら、どんなコンクールでも参加してみる価値はあると思います。

Q2.

どんな内容で募集してる?

募集期間は約2ヵ月
内容は指定の登場人物・シチュエーションで15000字のシナリオを提出するというものです。

具体的例を挙げました。

登場人物

ヒロイン IT企業の総務部に務める23歳
カレ 同じ会社の3歳年上の先輩、もしくは上司

シチュエーション

年上カレとのオフィスラブ

カレとの関係は自由です。
初めから恋人同士でも構いませんし、片想いでも、好きじゃなくても良し。

この最低限の設定で独自のストーリーを構想し、シナリオを書きます。

レディー8

シナリオの応募は一人1回だけなの?

コンクールの概要をご覧ください。

当時は制限がなかったので、私は3作品提出しました。
全て違う雰囲気のストーリーにし、「こんな話も生み出せますよ~」とアピール。色んな可能性を狙いました。

制限がないなら、ぜひたくさんのシナリオをアップロードしてください。

応募締め切り後、受賞者は公式サイトで発表されます。
応募者に対しての発表日の事前告知や連絡はありません
掲載された時が受賞者発表日。そろそろかな?と思ったら、自分でWebサイトを確認する…という流れになります。

ただし!
受賞者には前もって連絡が届くそうですので、受賞者発表をサイトで知る=落選と思っても間違いはないかもしれませんね…。

しかし!!
受賞を逃しても落ち込むのは早い。
もしかすると「社内コンペのお誘い」が届くかもしれませんよ!
シナリオコンクールの流れ

ちなみにコンクール同様、社内コンペもシナリオで審査されます。

新たに社内コンペ用のシナリオを書くのですが、コンクールとは違い、シチュエーションを元に書きません。

こちらについてはもう少し先でご紹介するとして、
まずはシナリオコンクールに挑む際の情報を、具体的な例を交えながらお話しします。

Q3.

どんな風に書けばいい?

シナリオの書き方に指定はありません。

あるとすれば、ヒロイン目線でストーリーを展開させることくらいです。
テンプレートも表紙が作られているだけで、どのように書くかまでの説明はありませんでした。“私の時は”ですが…。

ですのでシナリオ執筆の経験があるなら、普段通りに書いて問題なし。

指定文字数より少し多め(300~500文字程度)完成させてください。指定文字数より多すぎるのは好ましくなく、少ないのは論外です。

また、文字数を一文字ずつ数える必要はなく、Wordの左下にある文字数カウントで良いとされています。
Wordの文字数確認方法

Wordに書いた文字全てが“シナリオ”なので、この数字で構いません。

中には「一行辺りの文字数を決めて(1ページ400字で設定して)書きましょう」と仰る方もいらっしゃいますが、重要なのは指定文字数以上の内容とストーリー性です。

極端に字が小さかったり、特殊なフォントを使用していることは減点うんぬん以前の問題ですが、一行辺りに何文字並んでいるかなどを審査員は気にしていません。

気を利かせて文字色を変える必要もなし。
シンプル、かつ見やすくシナリオを書き上げてください。

レディー7

そもそもの書き方が分からないんですけど…

という方はご心配なく。
次回から、私なりのアドバイス…なんて大層なものではありませんが、コンクールに出すための「シナリオの書き方」をお話ししていきたいと思います。


ご覧いただきありがとうございました!